概要
本作の世界観は、照葉樹林文化論の示唆を受けている。「君が知っている日本じゃない。その前に別の日本があった」と示し、「従来の日本の心象が出来る前の日本」を浮かび上がらせようとする。参考となったのは中尾佐助の『栽培植物と農耕の起源』であり、日本文化の基底は稲や稲作農民ではないことが明らかとなった。
中世研究(網野善彦の著作が代表的)によって、民俗学・考古学と合流した新しい中世史の体系が判明している。特筆すべきは、稲作農民に代表される平地の「定住民」とは全く別の生活圏を持つ「遍歴民(山民・海民・芸能民など)」が膨大に存在していた史実である。『もののけ姫』は、遍歴民の世界で展開される物語である。それは日本映画で初めて中世史をアウトサイダーの側から描くという、「時代劇の革命」を意図したものだった。網野自身は本作を「ずいぶん勉強した上でつくられている」と評している。
声の出演
| キャラクター | 日本語版 | 英語版 |
|---|---|---|
| アシタカ | 松田洋治 | ビリー・クラダップ |
| サン | 石田ゆり子 | クレア・デインズ |
| エボシ御前 | 田中裕子 | ミニー・ドライヴァー |
| ジコ坊 | 小林薫 | ビリー・ボブ・ソーントン |
| モロの君 | 美輪明宏 | ジリアン・アンダーソン |
| 乙事主 | 森繁久彌 | キース・デヴィッド |
| カヤ | 石田ゆり子 | タラ・ストロング |
| 甲六 | 西村雅彦 | ジョン・デミータ |
| ゴンザ | 上條恒彦 | ジョン・ディマジオ |
| トキ | 島本須美 | ジェイダ・ピンケット=スミス |
| 山犬 | 渡辺哲 | ? |
| ヒイさま | 森光子 | ? |
| ナゴの守 | 佐藤允 | ? |
| 牛飼いの長 | 名古屋章 | ? |
| 病者の長 | 飯沼慧 | ? |
| キヨ | 香月弥生 | ? |
| ジバシリ | 冷泉公裕 | ? |
| 牛飼い | 近藤芳正 坂本あきら 斉藤志郎 菅原大吉 冷泉公裕 |
? |
| たたら場の女 | 藤貴子 山本郁子 |
トレス・マクニール サリー・リン デニース・ポワリエ |
| エミシの少女A | 島本須美 | ? |
| エミシの少女B | 飯沼希歩 | ? |
| ナレーター | キース・デヴィッド | |
| その他 | 塚本景子 中村彰男 山本郁子 松山鷹志 小林和矢 松田健浩 藤巻直哉 深澤幸太 |
パメラ・アドロン ルイス・アークェット コーリー・バートン デビ・デリーベリー アレックス・フェルナンデス ジャック・フレッチャー パット・フラリー ジョン・ホステッター ジョン・ラフター・リー マッタ・マッケンジー マイケル・マクシェーン マット・K・ミラー マーニー・モジマン アダム・ポール デヴィッド・ラズナー ドワイト・シュルツ |